ふるさとには懐かしくて、味わい深いものが沢山あります。
地元に居れば当たり前にあり気付かなかった事、離れて改めて良さを知ります。
またこの町に訪れた日の思い出が美しくよみがえってきます。
今、改めて日本の良さを感じ京こまの技法で形にしております。
コマはお正月の遊びに代表されるように「物事がうまく円満に回ってゆくように」「真を貫く、思いを貫く」と縁起の良いものです。
家族や仲間と賑やかに回してもよし。
一人でゆっくり回すのもよし。
テレビを見ながら、電話をしながら何気なく回すのもよしです。
価 格 / ¥4,950(税込)
サイズ/ 各コマ:(約)Φ4.5 cm以内 箱:W24 × D5 × H4.5 cm
素 材 / 綿、竹
ロット / 10
納 期 / 在庫有り:1週間 在庫無し:1~2ヶ月
[注意事項]
・本品は日光や光に当たっているとゆっくり色あせします。
・一つ一つの形や色具合は若干の違いがあります。
・早く回すコマとゆっくりと回すコマがあります。練習を重ねるときっと上手く回せます。
慌てずゆっくり練習して下さい。
・落とし回しは破損の原因になります。芯棒の先を床面に着けて回して下さい、キレイに回ります。
・表面はニス塗装で防水されていますが、お風呂に持って入るのは避けて下さい。
こだわり
布を巻いて作る京こまは特殊な製法と思われますが、古くは反物や書物なども巻いてあったり、古代の造形物も土器は粘土を巻き上げ、仏像や杯なども布を巻き漆で固められていた物もありました。特殊な工具や機械を使わない原始的な造形手段です。
京こまに使われていた布は、安土桃山時代の上流階級の女性達が古くなった着物や西陣織の端切れなど、京都ならではの上質な端切れのリサイクルだと思います。
大きな生地は布団に細かい物がお手玉など遊びに使用されたのでしょう。時代も安定し町の旦那衆がお座敷で遊ぶ時、コマを回してお皿のお豆さんを飛ばしたり、掛けコマなども行われていたそうです。綿材料は大正時代の終わり頃から使われ、京こま作りが盛んになったようです。
京こま匠 雀休 中村 佳之
コマは幼い頃に誰もが一度は遊んだ事のある懐かしい玩具だと思います。
「京こま」も指先でひねる様に回すコマですが、芯棒に布を巻き重ねる伝統技法により作られています。
時代の流れの中で、一時京こまの需要が激減し多くのお店から京こまは姿を消してしまいました。
十数年の時を経て蘇った京こまは素材自身の美しさと独特の手仕事による優雅さを際立たせインテリアやアクセサリー等の装飾品から、ついつい回したくなる楽しいコマを数多く生み出しており、会社同士の贈答品やお孫さんへのプレゼント、自分用にとお求め頂いております。
くるくると回る、素朴なコマの姿は、きっと現代の生活にじわじわと来るでしょう。
京都市中京区神泉苑町1