雲や鱗といった伝統的な縁起柄に、現代的なアレンジを加えて作ったモダン柄のフラグメントケース。
友禅で培った染色技法を活かし皮革に手染めで彩色しています。
彩色に適した革を姫路のタンナーと開発し、独自に作成した染料を使用することで、革の上でも自由に模様を染め分けることができるようになりました。
プリントに使われる顔料では革の風合いを損なってしまいますが、染料を使用することで革の風合いを残しつつ鮮やかな文様を楽しんで頂けます。
フラグメントケースはコンパクトで小さなバッグに入れてももたつきません。
無駄をなくし、持ち歩くお金をスマートにすることは金運向上にも繋がります。
価 格 / ¥12,650(税込)
サイズ / 高さ75×横12×厚さ9mm
素 材 / 牛革 (加工地:姫路)
色 柄 / 3柄8色
ロット / 5個〜
納 期 / 約40日
[注意事項]
・この商品は一点一点職人が染色した素材を使用しています。手作業による風合いが特徴の製品のため、微妙なにじみや色合いなど、仕上がりには個体差があります。
・色止めはしていますが、黒などの濃色は水や汗、摩擦によって、稀に色落ち、色移りすることがありますのでご注意ください。
・長く使用頂くために1~2ヶ月に一度レザークリームでのケアをお勧めします。
・水に濡れた場合は、素早く柔かい布で強くこすることなく、軽く叩くように水気をとり、風通しの良い所で陰干ししてください。
・汚れたまま高温多湿の状態で保管しますと、カビの原因になります。通気性の良い布や紙で包み、風通しの良い所で保管してください。
・革に染みてしまった染料や、汚れは落ちない事があります。
・うすい色の衣服でのご使用、使い始めの期間はご注意ください。
・ベンジン、シンナーなどのアルコール系溶剤の使用や、水で丸洗いすることはしないで下さい。
・一枚の革の中でも革質は均一ではありませんので、シワやキズの入り具合も同じ商品の箇所によっても異なります。
こだわり
柔らかな色彩で描かれる繊細な図柄、金箔や金糸を使った美しい装飾、手描友禅染はその上品さ、華やかさから日本を代表する文様染めとして知られています。
友禅染の特徴である華やかな模様染め、それを可能にしているのは、彩色時の色の混合を防ぐために用いる「糸目糊置防染(いとめのりおきぼうせん)」という技法です。
糸目糊置防染とは、防染に使う米糊(こめのり)やゴム糊を、糸目筒(いとめづつ/ 渋紙で作られた円錐型の筒に真鍮製の金具がついたもの)に流し込み、その金具の細い先から模様の輪郭に沿って糊を置いていく防染方法です。この技術により、1mm以下の細い糊で防染していくことが可能になり、友禅染の多彩な表現を生み出しています。糸目のように細い糊を使う友禅染なので糸目友禅染とも呼ばれています。
SOMEA 池内 真広
池内友禅は京都嵐山にある、手描き友禅染の工房です。
「彩り・潤い ・調和」をテーマに、伝統的な染色技法を生かしたものづくりに取り組んでいます。
手描友禅染は江戸時代元禄期に、京都の扇絵師、宮崎友禅斎によって考案されました。
繊細、優美な表現を可能にした、糊置防染による、シンプルな文様染は三百年が経った今も、日本独自の染色技法としてその姿
を残しています。
京都の雅やかな文化を背景に持つ友禅染は、古くから優雅さ、華やかさの象徴でした。
池内友禅は伝統を大切にしながら、現代的な友禅染の在り方も探究しています。
京都市右京区嵯峨五島町37
https://www.somea.jp