PRODUCT
灰青釉六寸稜花台皿TABLE WARE

食卓に"華"をーー灰青釉六寸稜花台皿

うつわの表面には細やかな幾何学模様が打ち込みで施され、また高台部分にはイッチンという技法で唐草模様が描かれた台皿です。大輪の花を連想させる口縁の曲線は、一枚一枚丁寧に削られています。釉薬は灰青釉といって、天然の木灰が主な原料です。この釉薬は一見白色ながらも青みがかってもおり、和洋中いずれの料理もよく映える色合いです。また、縁には鉄をまくことによって、装飾的効果をもたらすだけでなく『縁を強くする』という実用的効果もあります。そして通常の皿よりも少し高さがある台皿であるためメリハリがつき、いつもの食卓を華やかな非日常に演出する手助けをします。

SPEC

価 格 / ¥5,500(税込)
サイズ / 約Φ176×H 37mm
素 材 / 磁器土
ロット / 5個
納 期 / 在庫あり:約2-3週間 在庫なし:約3ヶ月

[注意事項]

手作りのうつわであるため、うつわの表情や模様の濃淡などひとつひとつ異なっており、個体差があります。
釉薬の特性上、貫入が入ることがあります。
大量生産にはない、鉄粉やピンホールが見られることがあります。

こだわり

陶芸にはさまざまな技法がありますが、その中でも『イッチン』と『打ち込み』を得意としています。『イッチン』とはチューブ型の筒に泥漿(土を水で溶いたもの)を入れて絞り出す技法を指します。泥漿を使うため表面に凹凸ができ、立体的な装飾が可能となります。また『打ち込み』とは石膏や土で作った型に素地を押し付け、模様や形をうつす技法です。これら二つの技法によって、菊や芙蓉、ダリアといった花型のうつわを制作したり、また吉祥模様である七宝を描いています。このようにしてシンプルながらも装飾的で、使い勝手のよいうつわを生み出しています。

PROFILE

前田 麻美

京都といえば、京焼・清水焼で知られる焼き物の産地です。そんな京都の作家や窯元にて修行した後、京都市に築窯、独立しました。うつわは磁器土を用い、土練にはじまりロクロやタタラ成形、削り、打ち込みやイッチンといった装飾技法、釉薬の調合や釉掛け、窯入れなどさまざな工程をひとつひとつ手作業で丁寧に行っています。このようにたしかな技術をもとに作られた作品はいずれも繊細ながら凛とした佇まいをし、食卓に格別の華やかさを添えます。ご家庭ではもちろん、料理人の方々にも広く愛用していただき、また雑誌等でも多数紹介されています。

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