PRODUCT
\wallet(バックスラッシュ・ウォレット)FASHION

いぶし銀のミニマル財布

「箔くすべ」という伝統技法で変色させた銀箔を革に押箔して、財布に仕立てました。
銀箔は、着色によるのではなく、硫黄と松脂を加熱した気化ガスで燻し、その表面を硫化(錆び)させることによって、それぞれの色を得ています。
ご使用後も、大気中の硫黄成分と銀箔の化学反応は続きますので、使い続けることで一層渋く、その味わいは増していきます。
銀箔は、硫化の進行によって56年かけて自然と黒箔へと至ると言われています。
(この黒箔こそ「いぶし銀」という言葉が示すものそのものです。)
長い年月に渡って「寂び」の風情豊かな経年変化をお楽しみいただけます。

SPEC

価 格 / ¥20,900(税込)
サイズ / 85x94x20mm(口金の幅は100mm)
素 材 / 牛革(タンニンなめし、染料仕上げ)、綿、銀、ポリエステル糸、鉄、ニッケル
色 柄 / しろがね(銀)、中金色、赤貝、青貝、黒箔
ロット / 3
納 期 / 1ヶ月

[注意事項]

・天然の牛皮革を使用しています。革質は決して均一ではありません。シワやキズが入っている場合もあります。また染料仕上げのため、摩擦などによって色移りの可能性があります。
・定期的なオイルメンテナンスは特に必要ありません。水に濡れた場合は拭き取って陰干してください。
・銀箔は大気中の硫黄成分と反応することで変色します。また、紫外線はその反応を促進させる働きがあります。(例えば、炎天下に自動車のダッシュボードの上に財布を放置するなどすると極度に変色が進行することがあります。)
・変色の進行を遅らせたい場合は、できるだけ湿度が低く、紫外線の当たらないところで保管するようにしてください。
・箔は一枚一枚色味やムラが微妙に異なり個体差があります。また、摩擦によって剥がれてくることがあります。御了承下さいませ。

こだわり

私の父は職歴60年近い金彩加工の職人です。
晴れ着や婚礼衣装などに多く携わってきました。金彩は装いに豪華さをもたらしますが、一つ一つの文様や装飾には、ハレの日の特別な願いや想いが込められているように思われます。心を整え、あるいは動かすために、きらびやかな装飾はなくてはならないモノなのかもしれません。
これ見よがしに金箔を使ったとしても美しさは保証されません。一枚の箔から多様な表情を引き出す事ができる技術ではありますが、なんのために必要とされているのか、適切に技術を用いなければ、決して心には届きません。
想いを汲み、想いに応えるため、試みは尽きません。

PROFILE

takenaka kinsai 竹中 大輔

takenaka kinsaiは、着物の世界で育まれてきた金彩工芸の技をテーブルウェア、ステーショナリーの分野で展開する京都・嵯峨嵐山の工房です。
金彩は0.0001mmほどの厚みしかない金属箔を着物に接着加工する繊細な仕事です。
また、箔を使って着物の魅力をいかに引き出すか?という創造的な仕事でもあります。
その創意工夫の中から数々の技法が生み出され、図柄や色彩と一体となることで、京友禅という美しい和装文化の一端を担ってきました。
私たちは和装だけに捉われず、大切に受け継がれてきたこの技術の可能性を今一度問い直し「これからの金彩」の在り方を模索しています。

京都市右京区嵯峨大覚寺門前八軒町20-12
http://takenaka-kinsai.jp

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